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中学校で理科実験中に体調不良で10人の生徒が搬送 福岡県

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福岡県飯塚市で6月2日午後、理科の実験をしていた中学生が体調不良を訴え、10人が搬送されました。
消防によりますと2日午後4時前、福岡県飯塚市鹿毛馬の頴田中学校で、理科の実験をしていた中学2年生が「気分が悪い」と訴えました。
学校が119番通報し、同じ授業を受けていた男子生徒3人、女子生徒7人が病院に搬送されました。いずれも軽症だということです。
飯塚市教育委員会によりますと、当時、鉄と硫黄から硫化水素を発生させる実験を行っていて、授業中、窓を開けて扇風機を回すなど換気は行っていたということです。

やーっ!FBS

また硫化水素を発生させる実験中の搬送となりましたね。この硫化水素を発生させる実験時での体調不良からの搬送が以前にもありましたね。下の記事にもありますが、硫化水素中毒の事故が増えているようです。

硫化水素中毒の事故件数および傾向

2021年の硫化水素中毒による労働災害は、2020年と同じく6件であり、被災者は6名(2020年は3人)、そのうち死亡者は2人(2020年は6人)でした。
また、2002年から2021年の20年間の労働災害は71件で、2002年から2021年の間に発生した事故の業種割合は製造業と清掃業、建設業の順に多く、この3つの業種で全体の8割を占めます。

スリーアールソリューションHP「硫化水素の危険性について」

小学校の実験中の体調不良からの搬送がありました。こちらは灯油を燃やす燃焼実験でしたが、換気を十分にしないとダメなことくらい分かりそうなものなんですけども。

先生が注意喚起をしてくれないのならば、子どもが自分で危険を知っておく必要があります。硫化水素の恐ろしさを教えてあげてくださいね。

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