2日夜、JR東京駅(東京都千代田区)で、愛知県から修学旅行に訪れた中学生が体調不良になったとの通報が相次いだ。警視庁などによると、二つの中学の生徒計数十人が病院に搬送された。全員意識はあり、重症ではないという。大雨で新幹線が止まり、宿泊先の調整を待つなどしていた際に体調が悪くなった。
中日新聞
2日午後7時40分ごろ、東京駅南口付近で「過呼吸や吐き気を訴えている」と119番があり、中学生の男女11人が搬送された。
同9時ごろには、東京駅日本橋口付近で、中3の約20人について「熱中症の疑いがある」と教員から通報があった。東京消防庁はこの中学の搬送者は36人としている。
車内が暑くなることくらい簡単に想定出来そうなものですが、結局熱中症の症状で搬送されてしまったそうです。教師の熱中症に対する対処の仕方がまるでなってないですね。
「6月だから大丈夫だ」と思ってしまっているのでしょう。徹底した教育が必要かと思われます。
例えば暑熱順化(しょねつじゅんか)という言葉もきっと知らないのでしょう。
梅雨の晴れ間や、梅雨明けの蒸し暑くなった時期にも熱中症は多く見られます。この時期は身体がまだ暑さに慣れていないため上手に汗をかくことができず放熱量が低くなる為、体温をうまく調節できないからです。暑い日が続くと、次第に身体が暑さに慣れてきます。これを「暑熱順化」といいます。
大塚製薬HP「熱中症が起こりやすい時期と場所」
この時期は暑さに慣れていないので体温調節が上手くいかずに熱中症になりやすいんですね。もちろん7月~8月が熱中症患者の緊急搬送が一番多いのですが、この梅雨の季節から始まっていることを勉強して頂きたいものです。